はじめに
高専の卒業研究でMyCobot280を使っていていましたが、最初にROSで動かすまで時間がかかってしまったので、自分がやったROSでの動かし方を紹介します。
環境
m5stack Basicに「Transponder」をburn
m5Atomに「AtomMain」をburn
ここまで出来たら準備完了です。
2.ROSで動かす
ここからはubuntu機を使ってROSで動かします。
ROSのインストールができていない方はこちらを参考にしてみてください。
qiita.com
まずはMyCobotのPythonAPIライブラリをインストールします。
$ pip install pymycobot --upgrade
catkin_wsのsrcフォルダにelephantrobotics公式のパッケージをインストールします。
$ cd ~/catkin_ws/src
$ git clone https://github.com/elephantrobotics/myCobotROS.git
$ catkin build
$ source ~/catkin_ws/devel/setup.bash
その後m5stack BasicとPCを接続して以下を実行します。
$ sudo chmod 666 /dev/ttyUSB0
$ rosrun mycobot_280 slider_control.py
ttyUSB0はUSBを差し戻したりすると名前が変わるので、TABキーの補完機能を使って直してください。
公式のサイトやgithubではパッケージ名の表記がmycobot_rosとなっていることが多いですが、自分が使っているmycobotの型番を入れてください。
今回の場合はmycobot_280です。
別タブでlaunchファイルを実行してください。
$ roslaunch mycobot_280 slider_control.launch
そうするとGUIのスライダーを用いて各ジョイントを動かせるようになります。
myCobotROSのパッケージの中にいろんなROSの実行ファイルがあるのでいろいろ実行してみると面白いです!
小ネタ
記事の一番最初にある動画はMyCobotのPythonAPIを使って逆運動学的動作をしている様子です。get_coords()で現在のロボット手先先端位置の座標を取得し、その後send_coords(coords, speed, mode)を実行すると先ほど取得した座標系の差分だけ動いてくれます。詳しいPythonAPIの情報は以下のサイトが参考になります。それでは!
note.com
参考
docs.elephantrobotics.com
qiita.com